研究課題
若手研究(B)
当該科研では、中世インドにおける二つの異なる宗教、仏教(インド後期密教)とヒンドゥー教(シヴァ派タントリズム)が重要視した儀礼用具ヤントラとそれを使用する儀礼について、主に文献学的なアプローチで、それら二つの宗教の相互影響関係を研究した。特に、仏教側はヤマーリ系文献を、ヒンドゥー教側はダーマラ系文献を中心に、校訂テクストおよび訳註を作成し、それらをもとに研究を進めた。こうした文献学的研究から、ヤントラという儀礼デヴァイスが異なる宗教でどのように使用されていたのかを、中世という時代に限ってはいるが、ひもとき、さらにヤントラが汎インド宗教的に極めて重要な役割を持っていたことを明らかにした。
すべて 2016 2015 2014 2013
すべて 雑誌論文 (10件) (うち査読あり 9件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (6件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)
印度学仏教学研究
巻: 64-3 ページ: 1227-1231
110010051260
豊山教学大会紀要
巻: 44 ページ: 47-57
東洋文化
巻: 96 ページ: 49-61
川崎大師教学研究所紀要
巻: 創刊号 ページ: 1-33
40021466685
密教学研究
巻: 47
40020506328
大正大学綜合佛教研究所年報
巻: 37
Acta Tibetica et Buddhica
巻: 7 ページ: 139-149
120006602739
巻: 62-3
110009809484
Puspika; Tracing Ancient India, through Texts and Traditions Contributions to Current Research in Indology
巻: 1 ページ: 265-281