研究課題/領域番号 |
25770018
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
中国哲学・印度哲学・仏教学
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研究機関 | 大谷大学 |
研究代表者 |
松下 俊英 大谷大学, 文学部, 非常勤講師 (10612765)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2013年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | インド仏教 / 瑜伽行唯識学派 / 『中辺分別論』 / チベット語写本 |
研究成果の概要 |
本研究は、大谷大学図書館所蔵の文献に収められている、『中辺分別論』のチベット人による註釈写本を研究対象とし、当該写本の読解に主眼をおいている。古代インドにおける仏教大家の世親が註釈をなした『中辺分別論』は、安慧のサンスクリット復註が現存し、それに基づいて、現在では唯識思想の研究が盛んに行われている。 しかし安慧釈の写本は右側3分の1が欠損していることから、文脈の意味内容を把握した上で、チベット語訳からサンスクリットを想定することが必須である。このことから本研究では『中辺分別論』の内容理解の一助となる当該写本の読解を行った。そして、それによって著者問題や唯識思想展開の課題が明らかとなった。
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