研究課題/領域番号 |
25770089
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 尾道市立大学 |
研究代表者 |
岸本 理恵 尾道市立大学, 芸術文化学部, 准教授 (10583221)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2013年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 書誌学・文献学 / 藤原定家 / 古典籍 / 監督書写 / 国文学 / 書写 |
研究成果の概要 |
藤原定家の監督書写本に私家集が多いのは、歌の家として勅撰和歌集の撰集資料として備えるためと指摘がある。しかし、私家集以外にも監督書写本が存在することとの意義について、私家集が多く存在することと重ねて考えることで、定家監督書写本の本当の意義が見えてきた。すなわち、定家は和歌集のみならず広く古典を研究し、歌学や作歌に反映していくその原点となる資料を監督書写によって製作していたのであり、歌学書や『源氏物語』など様々な内容の写本が現存するのはむしろ当然なのである。これによって定家監督書写本は定家の古典研究の様子や歌についての考えを知るためには真跡資料に劣らず貴重な資料であるということが判明した。
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