研究課題/領域番号 |
25770136
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
中国文学
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研究機関 | 名城大学 |
研究代表者 |
松浦 智子 名城大学, 理工学部, 助教 (40648408)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2013年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 家将もの / 楊家将 / 薛家将 / 狄家将 / 明代内府抄本 / 文物調査 / 宗族 / 通俗文芸 / 北方系「家将もの」 / 明内府彩絵抄本 / 中国近世通俗文芸 / 山西 / 挿画 / 明清の社会・文化 / 呼家将 / 山西地域 / 征播奏捷伝 / 国際情報交換 / 挿絵 |
研究成果の概要 |
本研究では、楊家将など北方の武将一族が数世代にわたり活躍する姿を描く「家将もの」文芸が、近世中国の文化・社会に普及した要因を考察した。まず、山西地方に残る文物(石碑や戯劇レリーフ等)調査を通して、「家将もの」文芸の物語構造の形成に実在の宗族が関わっていたことや、戯劇という視聴覚文芸が挿画付き出版物(「家将もの」文芸を含む「成化説唱詞話」など)の出現に連続性を持っていた可能性を示す知見を得た。また、この知見と新出資料の内府色絵本『楊文広征蛮伝』をあわせて検証することで、「家将もの」等の通俗文芸がビジュアル機能を活用して非識字層も取り込みつつ需要層を拡大した、という普及の一つの道筋を示した。
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