研究課題/領域番号 |
25770137
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
中国文学
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研究機関 | 近畿大学 (2014) 早稲田大学 (2013) |
研究代表者 |
原田 信 近畿大学, 経営学部, 講師 (00633447)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2013年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 『詩経』図解の変遷 / 『詩経』図解の利用 / 『詩経』図解の編纂背景 / 『詩経』解釈と図解の関わり / 『詩経』図解の伝来 / 『詩経』注釈史における図解の役割 / 中国における図解本の調査 / 日本における図解本の調査 / 『詩経』図解本の変遷過程の解明 / 国際学会発表 / 論文発表 |
研究成果の概要 |
本研究では、日本、中国に現存する『詩経』図解を調査し、その変遷や編纂背景を分析した。この結果、現存する早期の『詩経』図解である南宋の「毛詩正変指南図」は南宋、元代を通じて学者や書店により改編され、これらが明代以降の『詩経』勅撰書に取り込まれ他の図解の基礎となっていたこと、明代中期以降、『詩経』解釈の変化や科挙の影響、書店の活動により勅撰書の図解の改編や、新たな図解の編纂が行われたこと、中国では『詩経』の動植物を図示した図解が清代乾隆年間にようやく編纂され、日本の図解としては、岡元鳳『毛詩品物図考』がほぼ唯一中国に影響を与えた日本の図解であることを明らかにした。
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