研究課題/領域番号 |
25770143
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 東京医科大学 (2015-2016) 東京大学 (2013-2014) |
研究代表者 |
西脇 麻衣子 東京医科大学, 医学部, 講師 (60613867)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2013年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 否定 / 文法化 / 話法の助動詞 / アスペクト / 接続法 / 従属文 / 古高ドイツ語 / 中高ドイツ語 / 否定冠詞 / メレオロジー / 動詞アスペクト |
研究成果の概要 |
本研究では、ドイツ語の否定表現として代表的な副詞nicht及び不定代名詞keinが歴史的にそれぞれどのように成立し発展してきたのかについてコーパスを用いて考察した。具体的には、古高ドイツ語での話法の助動詞に対する否定副詞の作用域や、中高ドイツ語における単独否定と累加否定の意味論上の相違について示した。また、中高ドイツ語の否定辞neは接続法とともに補文標識としての役割があることを明らかにした。さらに、keinは古高ドイツ語では否定極性表現であり、中高ドイツ語期に否定の意味を持つようになったこと、また、keinにもnichtの通時的変化と比較し得るサイクリックな変化があることを提示した。
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