研究課題/領域番号 |
25770177
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本語学
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研究機関 | 奈良工業高等専門学校 |
研究代表者 |
刀田 絵美子 奈良工業高等専門学校, その他部局等, 講師 (50632692)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2013年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 漢字片仮名交じり文 / 中世語 / 表記 / 片仮名交じり文 / 漢文訓読文 |
研究成果の概要 |
まず法然著「選択本願念仏集」について、親鸞が漢字片仮名交じりで書き下した「選択本願念仏集延書」と比較した。その結果、延書での特徴的な補読例として断定の助動詞「ナリ」を補う例が散見された。一方で少数例ではあるが、漢文には存在する「也」字と対応する箇所が延書では見られない、という現象も見られた。 また観智院本「三宝絵詞」について、公刊されている索引を用いて、和語の自立語と表記の対応関係をサンプル調査した。その結果、一語につき複数漢字表記する語は一割に満たず、特に動詞に多いことを明らかにした。さらに特徴的な同訓異字である語句を取り上げ、どのような要因が表記の差となって表れているのか、検討した。
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