研究課題/領域番号 |
25770261
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
アジア史・アフリカ史
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
石川 亮太 立命館大学, 経営学部, 教授 (00363416)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2013年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 朝鮮 / 開港場 / 華商 / 貿易決済 / ネットワーク / ルーブル / 朝鮮銀行 / 同順泰 / 開港期 / 国際決済 / 国際通貨 / 仁川 / 租界 / 近代銀行業 / 在来送金業 / 金本位制 / 人参 / 日清戦争 / 朝鮮米 / 中国海関統計 |
研究成果の概要 |
朝鮮開港後、1880年代半ばからソウル・仁川を中心に渡航した華商によって、朝鮮の対中国貿易は急速に増加した。これら華商の活動によって、この時期の朝鮮は、広域的なアジア市場の一部に位置づけられることになった。本研究では、これまで解明されてこなかった彼らの貿易決済の方法と、その国内外の条件を検討した。具体的には、朝鮮華商同順泰の経営史料の分析を通じて、上海からの輸入商品に対する送金が、中国・朝鮮・日本に跨る多角的な華商ネットワークを通じて行われたこと、また、ロシアおよび日本がこの地域に散布した各種通貨の流通も、こうした華商の貿易決済システムの影響を免れなかったことを明らかにした。
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