研究課題/領域番号 |
25770313
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
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研究機関 | 国立民族学博物館 |
研究代表者 |
河合 洋尚 国立民族学博物館, 研究戦略センター, 助教 (30626312)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 漢族 / 空間 / エスニシティ / 中国 / ベトナム / 客家 / ンガイ人 / 景観 / 資源 / ンガイ |
研究成果の概要 |
本科研では、中国とベトナムの国境ラインにおける漢族文化の利用、及びそれによるエスニシティの変遷について調査してきた。その結果、明らかになったことは、中国側では、漢族のサブ集団である客家や帰国華僑などの特殊な文化に着目し、それを資源として観光化や景観の形成を進めてきたことである。また、政府や企業による漢族文化の発見は、人々のアイデンティティを揺り動かし、例えば地元の漢族が客家を名乗るなど、エスニシティの変遷もみられた。それに対し、ベトナムの北部の漢族は、むしろ移住先で漢族文化を主張し、エスニシティが変化していることが分かった。
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