事例ベース意思決定の拡張による消費者モデリングとその応用

• 研究課題/領域番号: 25780272
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 商学
• 研究機関: 沖縄国際大学
• 研究代表者: 金城 敬太 沖縄国際大学, 経済学部, 講師 (20611750)
• 研究期間 (年度): 2013-04-01 – 2015-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2014年度)
• 配分額: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2013年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
• キーワード: 事例ベース意志決定理論 / マーケティング / 消費者行動 / コンジョイント分析 / 外部性 / ウェブ調査 / システム構築 / 事例ベース意志決定の問題の理論研究 / 状態依存 / 調査の実施 / アブダクション / システム開発

研究成果の概要

本研究は、過去に経験した事例をもとに判断を行う、事例ベース意思決定理論（CBDT）を拡張し理論研究や実証を行い、マーケティングに応用することを目的としたものである。
理論では、CBDTの際の対象の属性の数や選択肢数により問題が発生することを明らかにした。実証では主観的評価を組み込んだCBDTや過去の他者の行動（外部性）を組み込んだ状態依存モデルを構築し、それが既存のモデルよりも説明力が高いことを調査データを用いて示した。また消費者間の類似性が意志決定や幸福度と関連することも明らかにした。応用では、消費者の類似度関数を自動で導くシステムの構築を行った。成果は学会報告や論文、書籍を通して発表した。

研究成果

• [雑誌論文] State-Dependent Choice Model for TV Programs with Externality: Analysis of Viewing Behavior (2015)
  • 著者名/発表者名: Keita Kinjo, Takeshi Ebina
  • 雑誌名: Journal of Media Economics 巻: 28 号: 1 ページ: 20-40
  • DOI: 10.1080/08997764.2014.997242
  • 査読あり / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Paradox of Choice and Consumer Nonpurchase Behavior (2015)
  • 著者名/発表者名: Keita Kinjo, Takeshi Ebina
  • 雑誌名: AI & Society 巻: 30 号: 2 ページ: 291-297
  • DOI: 10.1007/s00146-014-0546-7
  • 査読あり / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] 沖縄県における幸福度とその要因に関する考察 (2015)
  • 著者名/発表者名: 金城敬太，伊佐玲香，伊波美咲
  • 雑誌名: 沖縄国際大学経済論集 巻: 9 ページ: 1-19
  • 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Too Many Attributes and Consumer's Dysfunction (2014)
  • 著者名/発表者名: Ebina Takeshi ,Kinjo Keita
  • 雑誌名: Frontiers in Artificial Intelligence and Applications 巻: 262 ページ: 112-121
  • 査読あり / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] 動的構造モデリングを用いた東北とその他の地域における不安構造の分析 (2014)
  • 著者名/発表者名: 金城敬太、松本行真
  • 雑誌名: 東北都市学会研究年報 巻: 11 ページ: 39-52
  • 査読あり / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] An Empirical Analysis for a Case-based Decision to Watch Japanese TV dramas (2014)
  • 著者名/発表者名: Keita Kinjo,Shinya Sugawara
  • 雑誌名: CIRJE Discussion Papers 巻: CIRJE-F-940 ページ: 1-22
  • オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] アナロジーを組み込んだルール発想推論によるスキル獲得支援 (2014)
  • 著者名/発表者名: 金城 敬太、尾崎知伸、古川康一、原口誠
  • 雑誌名: 人工知能学会論文誌 巻: 29 号: 1 ページ: 188-193
  • DOI: 10.1527/tjsai.29.188
  • NAID: 130003382433
  • ISSN: 1346-0714, 1346-8030
  • 査読あり
• [雑誌論文] A Pricing Strategy with Consumption Externality when the Reference Group is Large (2013)
  • 著者名/発表者名: Keita Kinjo, Takeshi Ebina
  • 雑誌名: Review of Socionetwork Strategies 巻: 7(1) 号: 1 ページ: 1-13
  • DOI: 10.1007/s12626-012-0029-6
  • 査読あり
• [雑誌論文] 製品関与度別のモバイル・アプリケーション選択構造 (2013)
  • 著者名/発表者名: 金城 敬太、東邦 仁虎
  • 雑誌名: モバイル13研究論文集 巻: 1 ページ: 39-43
  • 査読あり
• [学会発表] 消費の外部性下における最適広告戦略：An Advertising Strategy with Consumption Externality (2014)
  • 著者名/発表者名: 金城敬太,海老名剛
  • 学会等名: 第3回マーケティングカンファレンス2014(日本マーケティング学会)
  • 発表場所: 早稲田大学（東京都）
  • 年月日: 2014-11-29
• [学会発表] Too Many Attributes and Consumer's Dysfunction (2014)
  • 著者名/発表者名: Ebina Takeshi ,Kinjo Keita
  • 学会等名: 6th KES International Conference on Intelligent Decision Technologies,
  • 発表場所: Chania(Greece)
  • 年月日: 2014-06-18 – 2014-06-20
• [学会発表] 消費者の事例ベース意志決定における重要属性の発見－アブダクションの応用 (2013)
  • 著者名/発表者名: 金城 敬太,尾崎 知伸,古川 康一
  • 学会等名: 第2回マーケティングカンファレンス2013
  • 発表場所: 東京（早稲田大学）
• [学会発表] アナロジーを組み込んだルール発想推論によるスキル獲得支援 (2013)
  • 著者名/発表者名: 金城 敬太,尾崎 知伸,小林 郁夫,原口 誠,藤波 努,古川 康一,升田 俊樹
  • 学会等名: 第27回人工知能学会全国大会
  • 発表場所: 富山（富山国際会議場）
• [図書] 沖縄を取り巻く経済状況 (2015)
  • 著者名/発表者名: 浦本寛史,宮城和宏,名嘉座元一, 湧上敦夫,前泊博盛,村上了太,金城敬太,崎浜靖,安藤由美,梅井道生
  • 総ページ数: 336
  • 出版者: 東洋企画
• [図書] 東日本大震災と被災・避難の生活記録 (2015)
  • 著者名/発表者名: 吉原直樹,仁平義明,松本行真,野々山和宏,千葉昭彦,岩動志乃夫,高橋雅也,金城敬太,磯崎匡,菅野瑛大,小田隆史,伊藤嘉高,千川原公彦,菱山宏輔,菅野拓,後藤一蔵,竹内裕希子,須田雄太, ショウラジブ,川副早央里 他
  • 総ページ数: 766
  • 出版者: 六花出版
• [備考] 事例ベース意思決定の拡張による消費者モデリングとその応用（成果）
  • URL: http://researchmap.jp/kinjo/%E7%A0%94%E7%A9%B6%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0/
• [備考] 事例ベース意思決定の拡張による消費者モデリングとその応用
  • URL: http://researchmap.jp/jopyhh95k-14074/#_14074