研究課題/領域番号 |
25780282
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
会計学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
高田 知実 神戸大学, 経営学研究科, 准教授 (00452483)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2013年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 監査 / 実証研究 / 監査報酬 / 監査の機能 / 財務諸表監査 / 監査パートナー |
研究成果の概要 |
本研究では、日本市場における監査の経済的機能を多面的に分析した。この柱のもとで遂行した研究の主要な成果は次のとおりである。①企業は監査人に対する交渉力が強いために、低廉かつ硬直的な監査報酬を支払う傾向にあり、そのような実態が低品質の監査をもたらしている可能性がある。②その一方で、財務諸表監査が強制ではない非公開企業を対象にした場合、監査人による保証サービスを自発的に受けることで、企業は、取引期間の長い銀行から、利息の低下という便益を得ている。この結果は、監査には一定の経済的機能が認められるものの、企業に対する交渉力の弱さが、監査品質の低下につながっているという日本の実態を示している。
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