研究課題/領域番号 |
25780283
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
会計学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
村宮 克彦 大阪大学, 経済学研究科(研究院), 准教授 (50452488)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2013年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 財務報告 / 株価の共変動 / クラッシュ・リスク / 業績予想 / 東日本大震災 / 業績予想利益 |
研究成果の概要 |
本研究課題の目的は,企業の行う財務報告の質が,市場全体のリターンの変動では説明できない企業固有のボラティリティ(以降,IVと略称)に影響を及ぼすかどうかを検証することである.この課題では,市場での情報環境が急激に悪化した東日本大震災前後のIVと財務報告の質との関連性を分析し,東日本大震災後,平素より財務報告の質が高い企業ほど,そうでない企業よりもIVが高くなっていたことを発見した.この研究結果は,高IVが,株価により多くの情報が反映していることを示すという考え方と整合的であり,高品質の財務報告を行うことが,効率的な価格形成を促すことを示唆している.
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