研究課題
若手研究(B)
本研究では、20世紀初期の天皇家の祝祭にまつわる商品市場形成という事態の意義について社会学的な視点から再検討を行った。得られた知見は次の2点である。第1に、祝祭商品への社会的需要はしばしばモードへの欲望から生成されていたこと。第2に、天皇家の祝祭をモード的なイヴェントとして意味づける経済主体の運動がナショナリズム形成に対して反作用する契機を含んでいたことである。
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社会経済史学
巻: 79巻1号 ページ: 101-116