研究課題/領域番号 |
25780313
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 東北学院大学 |
研究代表者 |
金菱 清 東北学院大学, 教養学部, 教授 (90405895)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2013年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | レジリエンス / 記録筆記法 / 痛み温存法 / 手紙 / 霊性 / 災害コミュニティ / 曖昧な喪失の意味の豊富化 / 生ける死者 / 死者との協同作業 / 震災学 / 心のケア / リスク / コミュニティ / 放射能との共存 / 震災メメントモリ / 災害死 / 過剰なコミュニティ / 内なるショックドクトリン / 海との交渉権 / 生きられた法 / 震災 / メメントモリ / 第二の津波 |
研究成果の概要 |
本研究は、地域や人々がその社会を根底から破壊する災禍にあっても、災禍を吸収するダイナミズムを保持することを明らかにした。従来どのようにリスクを捉えるのかについて議論されてきたのは、(A)リスクを外部条件としてみなし、それをいかに避けるのか(防潮堤・災害危険区域指定・高台移転)が提示されてきた。それに対し、本研究では(B)内部条件として、(1)災害リスクに対して地域コミュニティや人々が脆弱性を吸収し、回復する力を保持しているのかを明らかにする。(2)千年災禍のなかで、漁村沿岸地域における災害危険区域や水産業復興特区等の強圧的な行政政策に対して対抗論理を志向する実践性(=生きられた法)を提示する。
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