研究課題/領域番号 |
25780365
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 大正大学 (2016-2018) 国立障害者リハビリテーションセンター(研究所) (2013-2015) |
研究代表者 |
鈴木 さとみ 大正大学, カウンセリング研究所, 研究員 (00648561)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 国際生活機能分類 / 自閉スペクトラム症 / 統合失調症スペクトラム / 統合失調症 / 社会生活機能 / 自閉症スペクトラム / 自閉症スペクトラム障害 / 国際生活機能分類(ICF) / 社会参加 |
研究成果の概要 |
本研究は多岐にわたる生活機能を評価することが可能なツールである国際生活機能分類 (ICF)をベースにした調査票を用いて自閉スペクトラム症(ASD)のある成人と統合失調症スペクトラム(SZD)のある成人の社会生活機能を比較し、成人障害福祉サービスの支援の一助に資することを目的に実施した。結果、定型発達群と比べてASD群とSZD群はICFの上位概念とそれらの各下位領域において日常生活機能が低いことが示され、障がい特性や環境と生活機能の関連について検討が加えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、日本では成人の障害福祉サービスに自閉スペクトラム症(ASD)を含む発達障がいが対象として明記された。統合失調症(SZD)とASDのある人の対応では状態の管理や認知、社会生活支援等において異なる点が多くあり、福祉サービス提供者はそれらを認識し支援に生かす必要がある。ASDとSZDのある人の神経生理面や認知・行動面を比較した研究はいくつかあるが社会生活機能や環境面を比較した量的研究は探した限りでは国内外において見当たらない。本研究はICFの概念モデルを用いて、ASDとSZDのある人の生活機能が定型発達の人々よりも有意に低いこと、障がい特性と生活機能の影響の仕方を統計的に示すことができた。
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