研究課題/領域番号 |
25780425
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 開智国際大学 |
研究代表者 |
鳥越 淳一 開智国際大学, 国際教養学部, 准教授 (90635880)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2016年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2013年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | SWAP-200 / パーソナリティ障害 / アセスメント / パーソナリティ障碍 / 心理アセスメント / SWAP-200の日本語版作成 / 人格障害 / 日本語版作成 |
研究成果の概要 |
本研究は、米国で開発された臨床家の専門的観察を基に患者のパーソナリティ障害を査定できるShedler-Westen Personality Assessment-200(通称SWAP-200)の日本語版作成を目的としたものである。SWAP-200の原著者であるShedlerの承諾及び協力を得て日本語訳を作成した。その後、時間的安定性及び評定者間での一致度を確認することで、その信頼性の確認を行った。また研究活動を通して、日本犯罪心理学会シンポジウムや学会誌(精神分析学研究)などにおいて、本査定ツールの特徴や有用性を発信してきた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
パーソナリティ障害の診断は、 『精神疾患の診断・統計マニュアル(以下DSM)」(米国精神医学会)によってなされることが多いが、診断の重複が多い、時間的安定性が乏しいなど、様々な問題が指摘されてきた。SWAP-200はそうした問題を解決することを目指し作成された新しいタイプのパーソナリティ障害の診断ツールである。200項目のパーソナリティ特性を診断者の専門的観察に沿って採点することで、被診断者の中の様々なパーソナリティ障害の傾向を一度に数値化することができ、問題が明確化しやすいという特徴を有する。本研究はこの日本語版の作成であり、今後パーソナリティ障害の研究と治療に役立つことが期待される。
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