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戦前期の「口演童話」活動にみる地域児童文化運動の社会教育的意義について

研究課題

研究課題/領域番号 25780491
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 教育学
研究機関東京大学

研究代表者

松山 鮎子  東京大学, 教育学研究科(研究院), 助教 (70608835)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
研究課題ステータス 完了 (2015年度)
配分額 *注記
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2013年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
キーワード語り / 近代教育 / 口演童話 / 児童文化 / 近代 / 学校外教育 / 貧困 / 子どもの読書環境 / 保育 / 児童文化運動 / 福祉 / 発達心理
研究成果の概要

文字に書かれた物語を覚えて語る口演童話の特徴の一つは、古くから共同体で語られてきた昔話を新たに「国民童話」に書き直した点で、それは近代以前の昔話を、子ども-家庭-国家という結びつきの下に再現する役割を果たした。
この口演童話が学校へ普及すると、娯楽的要素を残しながらも、教育意図の達成が語りの表現、内容ともに重視されるようになった。
ただその核心は、おはなしの場において教育者が子どもと目の交流を行うことにあった。声を媒介とした相互行為という語りの性質は、文字の物語の変容可能性を促すことにより、戦前の教育を規定する指導する者・される者という二項対立では解消しきれない豊かな学びのあり方を示していた。

報告書

(4件)
  • 2015 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2014 実施状況報告書
  • 2013 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2016 2014 2013

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 戦前期における教師の子どもへの「まなざし」の変化について:須藤克三の「語ること」の教育実践を事例として2016

    • 著者名/発表者名
      松山 鮎子
    • 雑誌名

      早稲田教育評論

      巻: 第30巻第1号 ページ: 109-134

    • NAID

      120005742113

    • 関連する報告書
      2015 実績報告書
    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] 昭和初期の口演童話活動における教育者と子どもの関係について:松美佐雄の「動的」概念を手がかりに2016

    • 著者名/発表者名
      松山 鮎子
    • 雑誌名

      日本学習社会学会 創立10週年記念出版

      巻: なし

    • 関連する報告書
      2015 実績報告書
    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [学会発表] 昭和期の児童文化運動の「地域性」に関する一考察 ―口演童話活動を事例として―2014

    • 著者名/発表者名
      松山鮎子
    • 学会等名
      日本学習社会学会
    • 発表場所
      早稲田大学早稲田キャンパス
    • 年月日
      2014-09-07
    • 関連する報告書
      2014 実施状況報告書
  • [学会発表] 大正期の児童文化運動の学校外教育的側面について -『話方研究』にみる口演童話活動に着目して-2013

    • 著者名/発表者名
      松山 鮎子
    • 学会等名
      日本社会教育学会
    • 発表場所
      東京学芸大学
    • 関連する報告書
      2013 実施状況報告書

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公開日: 2014-07-25   更新日: 2019-07-29  

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