研究課題/領域番号 |
25780540
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
宮寺 千恵 千葉大学, 教育学部, 准教授 (90436262)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2013年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 自閉スペクトラム症 / 支援 / 会話分析 / 発達障害 / 心理特性 / 自閉症スペクトラム / 家族支援 / データ収集 |
研究成果の概要 |
本研究は、自閉スペクトラム症の社会性の障害について焦点を当てて検討し、心理特性を明らかにするとともに、支援方法の提案を行うことを目的としました。自閉スペクトラム症の子どもたちは対人関係が築きにくいといった困難を抱えることが多くありますが、言語特性や会話スキルの特徴が大きく関わります。また、自閉スペクトラム症児に対して、学校や家庭での支援環境を整えることも重要です。そこで本研究では、①自閉スペクトラム症児の会話について介入を行い、会話分析を用いた効果検証、②特別支援学校の教員を対象としてアンケート調査を行い、自閉スペクトラム症の家族支援の在り方の検討、の2点を軸に研究を行いました。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では自閉スペクトラム症の児童生徒、そして神経発達症の児童生徒に対する支援の在り方を検討するために、基礎的な知見の積み重ねとなるよう研究を進めました。1つには、自閉スペクトラム症児童1名に対して会話に関する介入を行い、一定の効果を得ました。介入前後において事例児童の会話の特徴は変化し、会話相手に対して新しい情報を提供するなど、会話が継続するための指標について変化を認めました。また、2つ目として、特別支援学校の教師に対して、自閉スペクトラム症の家族への支援で重視している点を調査しました。それによって、学校や家族など子どもたちを取り囲む環境に対する支援の在り方を探ることができました。
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