研究課題
若手研究(B)
恒星がヘリウム燃焼の後期に起こす反応、炭素-ヘリウム核融合反応の反応速度(断面積)を測定する研究を行った。九州大学タンデム加速器施設を用いて、加速器で作られた炭素ビームをヘリウムガス標的に照射し、生成した酸素を質量分析器でバックグラウンドを取り除いた後、放射線検出器を用いて測定を行った。天体温度近傍では断面積が激減するため、大強度ビーム、厚い標的、及び高分解能なバックグラウンド除去装置が必要であった。これらを開発し、世界初となる低エネルギーでの断面積の測定に成功した。
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第27回タンデム加速器及びその周辺技術の研究会 報告集
巻: 1 ページ: 64-67