研究課題/領域番号 |
25800207
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
物性Ⅱ
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研究機関 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 |
研究代表者 |
竹田 幸治 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 量子ビーム応用研究センター, 主任研究員 (50399416)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2013年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | ウラン化合物 / 強相関電子系 / 強磁性超伝導体 / 放射光 / 軟X線 / 内殻吸収分光 / 磁気円二色性 / 内殻吸収磁気円二色性 / 超伝導 / 強磁性 / X線内殻吸収 / 軟X線磁気円二色性 |
研究成果の概要 |
軟X線磁気円二色性(XMCD)実験における精度向上および効率化のために測定位置観測システムを新規に導入した。 このシステムを用いて、超伝導強磁性体URhGeの示す強い磁気異方性を元素・電子軌道選択的に調べるために、ウラン4d-5f吸収端におけるXMCD実験をc軸(磁化容易軸)とb軸に対して行った。 キュリー温度以下において、c軸では強磁性的、b軸では常磁性的な振る舞いがそれぞれ観測された。また、c軸とb軸でXMCDスペクトルを比較すると、軌道磁気モーメントとスピン磁気モーメントの比はc軸の方がb軸よりも大きいことが分かった。この結果は、この物質の磁気異方性の起源を理解する上で重要な知見である。
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