研究課題
若手研究(B)
イッテルビウム(Yb)光格子時計の不確かさの一つは黒体輻射に起因する。これは原子周辺の温度測定の不確かさが大きいことによる。この不確かさ低減のために、本研究は時計遷移の上準位とリュードベリ状態間の遷移周波数測定による温度測定を目的として、以下の成果を得た。(1)第一段磁気光学トラップ中のYb原子数増加のために、大強度かつ周波数ロックが堅牢な光源を開発した。(2)Yb原子の許容遷移の絶対周波数測定を行った。(3)ストロンチウム(Sr)光格子時計による本研究の遂行を検討した。それにはSr光格子時計の精度を上げる必要があったため絶対周波数測定を行った。測定法を工夫し前回の約3倍の高精度化に成功した。
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Journal of the Physical Society of Japan
巻: 84 号: 11 ページ: 115002-115002
10.7566/jpsj.84.115002
https://unit.aist.go.jp/ripm/time-stdg/index.html
http://www.nmij.jp/~time-freq/wavelgt-std/