研究課題/領域番号 |
25800257
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
固体地球惑星物理学
|
研究機関 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 |
研究代表者 |
桑野 修 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 数理科学・先端技術研究分野, 研究員 (30511969)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2013年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
|
キーワード | 断層 / 粉体 / 摩擦構成則 / 断層形状 |
研究成果の概要 |
臨界滑り量は破壊エネルギーを支配する主要因であるが、最近の実験では伝統的な低速滑りの実験で見出されるmm以下のものより何桁も大きな臨界滑り量をもつ現象が発見されている。これまでに研究代表者らは高速すべり域では粉体特有の多体粒子相互作用に支配される新たな摩擦メカニズムがあることを示してきた。本研究ではせん断速度1-3m/sの範囲の高速せん断領域で速度ステップ実験を実施し10mクラスの長大な臨界すべり量を持つ摩擦の緩和を見出した。この摩擦緩和はすべり速度がステップ状に減速した時も加速時と対称な応答を示し、それに対応して粉体層の厚みも変化していることから、粉体層の構造変化が関与していると考えられる。
|