研究課題/領域番号 |
25800260
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
気象・海洋物理・陸水学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
田中 祐希 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (80632380)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2013年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 鉛直乱流混合 / エネルギーフラックス / 内部波 / 風下波 / 熱帯不安定波 / 赤道太平洋 / 渦解像海洋大循環モデル / 黒潮大蛇行 / 膠州海山 / 傾圧不安定 / 地形性捕捉波 / 二層準地衡流モデル / 線形安定性解析 / 黒潮 / 蛇行 / 海底地形 / 深層海洋大循環 / 地衡流 / 黒潮続流 / 全球渦解像海洋大循環モデル |
研究成果の概要 |
赤道太平洋の水温躍層における鉛直乱流混合は,表層から深層への熱輸送を通じて全球の気候に影響を与える重要な物理過程である。本研究では,この乱流混合に寄与する内部波の励起過程を,渦解像海洋大循環モデルを用いて調べた。その結果,約0.5 m/sの速度で西向きに伝播する波長約1000 kmの熱帯不安定波から下向きに内部波が放射されることを発見した。この内部波は,熱帯不安定波のフロント部で生じる水平流の収束域が,海面を動く障害物のように働くことで励起される風下波として説明可能であった。この内部波に伴うエネルギーフラックスは,赤道太平洋の水温躍層における乱流混合に重要な役割を果たしている可能性が示された。
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