配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2013年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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研究成果の概要 |
シクロデキストリン(CD)を有するイミダゾリウム塩(L1-L9)をCD-NHC配位子の前駆体として合成し、ボロン酸を用いたアルデヒドへの不斉1,2-付加反応へ適用した。すべてのCD-NHC配位子で対応するジアリールメタノールが得られたが、L4,L7およびL8において特に良い光学収率(80% ee, 94% ee, 83% ee)が見出された。また、CDを有するシクロペンタジエンをモノトシル化完全メチルCDとCpLiとをLiI存在下で反応させて得ることができた。このCD-Cp配位子を用いて内部酸化剤を有するベンズアミドへのアルケンの不斉環化反応に用いたが、環化生成物の光学収率は10%であった。
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