研究課題/領域番号 |
25810075
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高分子化学
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研究機関 | 京都工芸繊維大学 |
研究代表者 |
田中 知成 京都工芸繊維大学, 工芸科学研究科, 助教 (70585695)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2013年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 糖鎖高分子 / 糖クラスター効果 / 無保護糖活性化 / RAFT重合 / オリゴ糖 / N-結合型糖鎖 / レクチン / インフルエンザウイルス / 脱水縮合剤 / 複合型糖鎖 / 金ナノ粒子 |
研究成果の概要 |
生体内に存在するオリゴ糖鎖は、密集すること(クラスター化)によって強い生理活性機能を発現している。従来の有機合成法では合成が煩雑あるいは困難なオリゴ糖鎖を側鎖に有する糖鎖高分子を、保護基を使用することなく簡便に合成することに成功した。さらに、得られた糖鎖高分子を用いてレクチンとの相互作用を水晶発振子マイクロバランス法により解析したところ、遊離糖よりも数千倍強い結合定数を示したことから、合成した糖鎖高分子がクラスター効果を有することを確認した。さらに、シアル酸含有オリゴ糖鎖を側鎖に有する糖鎖高分子は、ヒトまたはトリインフルエンザA型ウイルスと強力に結合することを赤血球凝集阻止試験により確認した。
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