研究課題
若手研究(B)
スフィンゴ糖脂質は細胞膜上にて水平凝集し、糖鎖の密集した「糖マイクロドメイン」を形成する。また、隣接細胞の糖マイクロドメイン同士の糖鎖-糖鎖間相互作用(CCIs)により、細胞接着が誘起される。しかしCCIsのメカニズムは未だ明らかとなっていない。先行研究例にてCCIsにある種のイオンが必須であるとの結果が示されているが、その理由も未解明である。本研究課題では、糖クラスターに対し、糖クラスター内部の当空間配置を鋭敏に検知するための分子プローブとしての錯体を導入した「糖修飾トリスビピリジン鉄錯体」を調製し、錯体由来のCDスペクトルの変化を元に、糖クラスター内部の糖鎖空間配置の変化を評価した。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (16件) (うち国際学会 3件)
Tetrahedron
巻: 72 号: 35 ページ: 5456-5464
10.1016/j.tet.2016.07.026
巻: 69 号: 14 ページ: 3019-3026
10.1016/j.tet.2013.01.095