研究成果の概要 |
金属種の凝集特性を理解する事は触媒の耐久性を予測する上で重要である. 金属ナノ微粒子は表面エネルギーなど金属の凝集特性が顕著に現れる. 量子化学計算による3d,4d,5d金属の金属-金属結合エネルギーは主量子数3,4,5の増加と共に大きくなり,表面エネルギー, Tamman温度と同様にd電子が半分占有された元素Re,Tc,Mnでその大きさが対称な火山型を呈した. 金属-金属間結合が強いほど自己拡散係数の活性化エネルギーは高い傾向が見られた.電極触媒および電解質の劣化を燃料電池の発電性能の理論計算に反映し、その経時変化を解析したところ耐久実験と良い比較ができ、各時間における劣化因子を特定した.
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