側方応力状態を考慮した高面圧下の摩擦実験による新しい摩擦現象の解明

• 研究課題/領域番号: 25820023
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 生産工学・加工学
• 研究機関: 岐阜大学
• 研究代表者: 吉川 泰晴 岐阜大学, 工学部, 助教 (20550544)
• 研究期間 (年度): 2013-04-01 – 2015-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2014年度)
• 配分額: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2013年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
• キーワード: 摩擦法則 / ドライ加工

研究成果の概要

新しい摩擦試験機によりドライ塑性加工における摩擦挙動を明らかにした．試験片がバルク変形を始めると平坦化率は急増するが，平均摩擦応力は急増することなく平均面圧の増加に伴い一定に増加した．平坦部の表面を電子線三次元粗さ解析装置により詳細に解析すると，バルク変形を始める前では表面は平滑であるが，バルク変形することにより平坦部は粗くなった．
これらの実験結果より，限界面圧よりも小さな面圧ではクーロン則，限界面圧よりも大きな面圧では摩擦せん断応力一定則が成立するという新しい摩擦法則を提案し，検証した．

研究成果

• [学会発表] 塑性加工用摩擦法則の検証 (2014)
  • 著者名/発表者名: 吉川泰晴，王志剛，鈴木達博
  • 学会等名: 型技術ワークショップ2014 in 愛知
  • 発表場所: 愛知県名古屋市
  • 年月日: 2014-11-27 – 2014-11-28
• [学会発表] Effect of plastic deformation of bulk material on frictional behavior in dry metal forming (2014)
  • 著者名/発表者名: Tatsuhiro Suzuki, Zhigang Wang, Yasuharu Yoshikawa
  • 学会等名: 11th International Conference on Technology of Plasticity
  • 発表場所: 愛知県名古屋市
  • 年月日: 2014-10-19 – 2014-10-24
• [学会発表] ドライ加工における摩擦挙動に及ぼす材料特性の影響 (2014)
  • 著者名/発表者名: 鈴木達博，吉川泰晴，橋本健司，王志剛
  • 学会等名: 第65回塑性加工連合講演会
  • 発表場所: 岡山県岡山市
  • 年月日: 2014-10-11 – 2014-10-13
• [学会発表] ドライ加工における摩擦法則の提案 (2014)
  • 著者名/発表者名: 吉川泰晴，鈴木達博，王志剛，小坂田宏造
  • 学会等名: 平成26年度塑性加工春季講演会
  • 発表場所: 茨城県つくば市
  • 年月日: 2014-06-06 – 2014-06-08
• [学会発表] ドライ加工における摩擦法則の実証 (2014)
  • 著者名/発表者名: 鈴木達博，吉川泰晴，王志剛，小坂田宏造
  • 学会等名: 平成26年度塑性加工春季講演会
  • 発表場所: 茨城県つくば市
  • 年月日: 2014-06-06 – 2014-06-08
• [学会発表] ドライ加工における摩擦法則の提案 (2014)
  • 著者名/発表者名: 吉川泰晴，鈴木達博，王志剛，小坂田宏造
  • 学会等名: 平成26年度塑性加工春季講演会
  • 発表場所: 茨城県 つくば市
• [学会発表] ドライ加工における摩擦法則の実証 (2014)
  • 著者名/発表者名: 鈴木達博，吉川泰晴，王志剛，小坂田宏造
  • 学会等名: 平成26年度塑性加工春季講演会
  • 発表場所: 茨城県 つくば市
• [学会発表] バルクの塑性変形を考慮した摩擦法則の定式化 (2013)
  • 著者名/発表者名: 鈴木達博，王志剛，吉川泰晴
  • 学会等名: 第64回塑性加工連合講演会
  • 発表場所: 大阪府 吹田市
• [学会発表] バルクの塑性変形を考慮した摩擦法則の実証 (2013)
  • 著者名/発表者名: 吉川泰晴，王志剛，鈴木達博
  • 学会等名: 第64回塑性加工連合講演会
  • 発表場所: 大阪府 吹田市