研究課題
若手研究(B)
本研究では,従来の通信方式とは異なる量子通信を用いたネットワーク系を考え,(1)量子通信を用いた場合の古典系あるいは量子系の安定化制御,(2)通信される信号の復元問題,および(3)量子ネットワークにおける量子相関生成に関する研究を行った.それぞれ,(1)量子通信を用いた場合は符号化とオブザーバの併用で安定化できることがわかった.(2)過去の状態推定を行うための量子スムージング理論を構築した.(3)合意形成アルゴリズムと呼ばれる手法により,ある種の量子相関を生成でき,また移動情報量と呼ばれる尺度で直列結合した線形量子系に相関を与えられることを解明した.
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