研究課題
若手研究(B)
本研究では、精神疾患を患った人々の地域生活を支える諸施設に対しヒアリング調査を行い、支援の内容、並びに現状での問題点の把握を行った。また、地域生活を行う際に重要となる住まいの確保の状況と問題点についても、ヒアリングを行った。結果、多くの施設において指摘されたことに、精神疾患を患った人々の状況とニーズの多様さがある。加えて、状態が落ち着いていれば特に問題は無いが、就労の場面においては「疲れやすい」特質があるということも、共通して指摘された。住まいの場の確保について、地域のステークホルダーの理解が重要なこと、地域住民の理解を得ることの困難さ、実態として問題が生じることの少なさが指摘された。