研究課題
若手研究(B)
本研究は、単結晶LaSrCoO3の奇異な応力歪み特性および磁歪を明らかにした。応力および磁場のどちらに対しても[110]cと[111]c方向の歪みは、10-3程度のヒステリシスを生じ、形状記憶効果を示した。微分干渉顕微鏡像の観察から、双晶構造の変化を確認した。また、[110]c方向の磁歪は超弾性を示した。一方、[100]c方向では、ヒステリシスのない歪み特性が得られた。元素置換したLaCoO3の強磁場磁化から、CoをRhまたはIrで置換した場合には高スピン状態が安定することが分かった。格子体積が増加したため、高スピン状態が安定したと考えられる。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (6件) 備考 (1件)
日本物理学会誌
巻: 70 ページ: 6-13
Journal of the Physical Society of Japan
巻: 83 号: 11 ページ: 114712-114712
10.7566/jpsj.83.114712
https://www.hulinks.co.jp/software/etc/case_igor201409.html