研究課題
若手研究(B)
我々はヒストン脱メチル化酵素であるFbxl10 の造血幹細胞における高発現が白血病発症を誘導することを見いだした。この分子機構を解析する目的でFbxl10 を高発現する造血幹細胞を用いてRNA-seq解析を行い、細胞内輸送に関わるneuron specific gene 2 (Nsg2) 遺伝子および酸化的リン酸化に関わる遺伝子群の発現が亢進していることを見いだした。さらに、ChIP解析によりこれらの遺伝子はFbxl10の直接標的遺伝子であることを明らかとした。我々の結果は、ヒストンメチル化制御の異常による白血病発症機構に新しい知見をもたらしたものと考えられる。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 備考 (1件)
Blood
巻: 125
PLOS ONE.
巻: 9(1)
FEBS Letters.
巻: 587(10) ページ: 1529-1535
http://home.hiroshima-u.ac.jp/sosai/top.html