研究課題
若手研究(B)
私達はこれまで正常上皮細胞とがん変異細胞の間では細胞競合が生じ、正常細胞は変異細胞を認識し排除することを明らかにしている。本研究ではこの相互作用に着目し、細胞競合を利用したスクリーニングプラットホームを開発した。これを利用し、RasV12変異細胞の排除を特異的に促進するヒット化合物としてVC1を同定した。さらにVC1類縁化合物の中で、VC1-8が正常細胞に対する毒性が最小限かつ変異細胞のVC1と同等の変異細胞の排除効果を示すことを見出した。このVC1-8の細胞競合活性はin vitroに加えex vivoでも見られ、VC1-8が新規のタイプの癌予防薬となる可能性を秘めていることを明らかにした。
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Scientific Reports
巻: 5 号: 1 ページ: 15336-15336
10.1038/srep15336
120005674073
http://www.hokudai.ac.jp/news/151026_cris_pr.pdf