研究課題/領域番号 |
25840001
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
分子生物学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
小林 枝里 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (70634971)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2014年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2013年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 転写制御 / 炎症 / ストレス応答 / ChIP-seq / 遺伝子発現制御 / Nrf2 / マクロファージ / 状況特異的 |
研究成果の概要 |
活性酸素種による酸化ストレスなどから細胞を保護する転写因子Nrf2は、炎症の抑制にも重要であることが知られている。私達はその分子機構を明らかにするため、炎症応答におけるNrf2標的遺伝子の同定を行った。マイクロアレイ解析およびChIP-seq解析により、Nrf2活性化マクロファージではIl6、Il1b、Il1aなどの炎症性サイトカイン遺伝子の近傍にNrf2が結合し、発現を抑制することが明らかになった。これらの結果から、従来考えられていた活性酸素種の消去による炎症制御モデルと異なり、Nrf2が炎症性サイトカイン遺伝子の発現を直接に抑制するという新規の炎症制御メカニズムが働いていることが示された。
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