研究課題
若手研究(B)
本研究では繁殖後に死亡するシロザケにおいて雄が雌に提供する精子量を調節する現象を実証し、その生態学的な適応意義を解明することを目的とした。放精時の体側筋の収縮により生じる振動を装着した小型加速度計で記録し、放精量の指標として2つの実験を行った。1)振動時間と放精量の相関の検証、2)雌の大きさが放精量に与える影響について、2011-2012年に標津川河口で捕獲されたシロザケを用いて実験を行った。放精の振動時間と量には正の相関性がみられた。また、振動時間は雄に対する雌の体長の割合と正の相関性がみられた。つまりシロザケの雄は大きな雌に対してより多く放精していることが示唆された。
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比較生理生化学
巻: 31 ページ: 113-118
130004701711