研究課題/領域番号 |
25850012
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
作物生産科学
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
好野 奈美子 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 東北農業研究センター, 主任研究員 (20568547)
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研究協力者 |
松波 寿弥 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 東北農業研究センター農業放射線研究センター, 上級研究員 (80504068)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2013年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 放射性セシウム / スギナ / 根系 / 放射性物質 |
研究成果の概要 |
農地において最も深層まで根系を発達させる多年生雑草スギナについて、掘り取り調査によって根系による放射性物質の蓄積を明らかにした。その結果、土壌およびスギナ根系ともに深層に進むにつれて放射性セシウム濃度が低下したが、スギナの濃度低下は土壌より緩やかであり、40 - 50 cm層ではスギナは土壌と同等以上の濃度であった。スギナの放射性セシウムは同層の周囲の土壌からの経根吸収だけでなく、他の根系層から吸収、転流されたものの双方に由来すると考えられた。しかし、スギナ根系の存在量は土壌に比べてきわめて小さいため、スギナに含まれる放射性物質が周囲の土壌に与える影響はほとんどないと考えられた。
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