研究課題/領域番号 |
25850082
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生物有機化学
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
岩崎 崇 鳥取大学, 農学部, 助教 (30585584)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2013年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | ペプチド / 細胞膜透過ペプチド / ヒスチジン / ゴルジ体 / リソソーム / 腫瘍 / 薬物輸送システム / DDS / ヒト線維肉腫細胞 / ヒト扁平上皮癌細胞 / マクロピノサイトーシス |
研究成果の概要 |
本研究では、新しい細胞膜透過ペプチド『ポリヒスチジン(H16)』の分子機構の解明を試みた。その結果、ポリヒスチジン(H16)は血清の影響を受けず、主にマクロピノサイトーシスによって細胞膜を透過することが分かった。細胞内ではポリヒスチジン(H16)の大部分はゴルジ体およびリソソームに局在し、一部は細胞質まで移行することが確認された。ポリヒスチジン(H16)を融合したタンパク質も同様の細胞内局在を示した。さらに、担癌マウス体内において、ポリヒスチジン(H16)は腫瘍組織に集積し、安定した滞留性を示した。本研究成果から、ポリヒスチジン(H16)は有力なDDS素材であることが明らかになった。
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