研究課題
若手研究(B)
アドレノメデュリン(AM)は多岐にわたる生理活性作用を有する血管作動性物質である。本研究は、ウシ妊娠中の胎盤機能調節機構におけるAMの役割を明らかにすることを目的とし、妊娠中の母体末梢血中AM分泌動態の測定、AMの胎盤細胞における作用機序の解析および胎盤細胞間の相互作用における生理的役割の検証を行った。その結果、胎盤由来のAMは妊娠中の母体血中に反映しているとともに、胎仔側と母体側の両方の胎盤細胞において、細胞増殖等に関与することで胎盤の発達を促す役割を担うことが推察された。本研究より、AMはウシ胎盤における重要な機能調節因子として作用していることが示唆された。
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Reprod Biol Endocrinol.
巻: 11 号: 1 ページ: 62-62
10.1186/1477-7827-11-62