組換え感染性クローンウイルスによる新規ＩＢＶワクチンの研究開発

• 研究課題/領域番号: 25850193
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 動物生産科学
• 研究機関: 一般財団法人日本生物科学研究所
• 研究代表者: 稲吉 勇仁 一般財団法人日本生物科学研究所, その他部局等, 研究員(移行) (70597963)
• 研究期間 (年度): 2013-04-01 – 2017-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2016年度)
• 配分額: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円); 2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
• キーワード: 伝染性気管支炎ウイルス / ワクチン / リバースジェネティクス / コロナウイルス / 生ワクチン / 鶏伝染性気管支炎ウイルス / 組換えウイルス / 鶏感染症

研究成果の概要

リバースジェネティクス技術によって構築された伝染性気管支炎ウイルス（IBV）クローン作製技術を用いてIBVワクチン株のウイルスベクターを作出した。このIBVクローンをプラットフォームとして、近年流行している野外株由来のSタンパク質遺伝子と置換した組換えIBVを作製した。さらに、組換えウイルスの性状解析を行ったところ、これら組換えウイルスはIBVクローンの弱毒性を維持しつつ、組換えに用いられた野外株に対する感染防御免疫を誘導した。この新規ワクチン株作製技術は、従来の弱毒ワクチン株の作製に代わる、より迅速かつ有効なIBVワクチンの開発法に進展する事が期待される。