研究課題
若手研究(B)
本研究は、最近発見されたニューロメジンU及びS関連ホルモン(それぞれNU1、NU2とする)の生理機能の解明を目的とした。ラットにおいて、オートラジオグラフィーを用いた検討により、この新規ホルモンが特異的に結合する脳領域の存在が示唆された。そこで、NU1、NU2をラット側脳室へ投与したところ、摂食量の亢進が認められた。さらに、暗期におけるNU1、NU2の投与は、体温上昇を誘起した。また、両ホルモンの投与が自発行動量やエネルギー消費量にも影響を及ぼすことが明らかになった。これらの結果は、NU1及びNU2が機能性ホルモンであり、視床下部において生体機能調節に関与している可能性を示唆している。
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