研究課題
若手研究(B)
インフルエンザウイルスHAタンパク質をbaitとした特殊環状ペプチドライブラリーのスクリーニングを実施し、H5亜型HAに強い結合性を示す特殊環状ペプチドを4種得た。これらはいずれもH5亜型ウイルスに対し感染阻害活性を示すが、このうちの1種はH5に加え同じGroup1に属するH1, H2亜型ウイルスに対しても感染阻害活性を示した。また、高病原性H5N1ウイルスの致死性感染マウスモデルにおいて、この特殊環状ペプチドはZanamivirよりも高い治療効果を示した。本研究により、インフルエンザウイルスの亜型を超えた感染阻害活性を示し、既存薬とは作用機序が異なるHA結合性特殊環状ペプチドを取得した。
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PLoS ONE
巻: 10 号: 4 ページ: e0124197-e0124197
10.1371/journal.pone.0124197
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http://www.igakuken.or.jp/infectious/