研究課題
若手研究(B)
ゲムシタビン塩酸塩(GEM)やオキサリプラチン(L-OHP)を末梢静脈から投与した際に生じる血管痛は,がん薬物療法を行う上での大きな問題点となっている.血管痛を予防・軽減をするためには,血管痛の発現機序を明らかにしたうえで,予防対策を考案する必要がある.そこで,本申請課題では,基礎研究・臨床研究を統合し,発痛機序および予防対策について検討した.その結果,血管痛は投与する抗がん剤の投与量に依存することから,単位時間当たりの投与量を少なくする(投与時間を延長する)ことで予防できることが示唆された.また,血管痛を起こす薬剤により,発痛機序が異なる可能性が示された.
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