研究課題/領域番号 |
25860145
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
解剖学一般(含組織学・発生学)
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
熊本 奈都子 名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (30467584)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2014年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2013年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 成体脳神経新生 / ASIC1a / イオンチャネル |
研究成果の概要 |
成体脳における神経新生は、脳虚血時に活性化するが、その分子機序は明らかになっていない。 ASIC1aは、水素イオンによって活性化される陽イオンチャネルである。我々は、形態学的解析と生理学的解析により、海馬の新生ニューロンに発現するASIC1aが樹状突起とスパインの形成、さらに既存の神経回路との間のシナプス形成に重要であることを見出した。この結果は、ASIC1aが脳虚血に伴う水素イオン濃度の上昇を感知し、神経新生の制御に深く関わっている可能性を示唆している。海馬神経新生におけるASIC1aの役割が明らかになれば、内在性幹細胞の賦活化による非侵襲的神経再生法の開発につながると期待される。
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