研究課題
若手研究(B)
TMEM16FはCa2+依存的脂質スクランブラーゼとして同定された。またヒトの血液疾患であるスコット症候群の患者からはTMEM16Fに点変異が見つかっている。そこで TMEM16F欠損マウスを作製、解析をおこなった。TMEM16F欠損マウスの血小板は、ヒトスコット症候群の血小板と同様に、活性化しているにも関わらず、ホスファチジルセリン(PS)が細胞膜の外へ露出しないことがわかった。さらにIn vivoイメージングでも、TMEM16F欠損マウスの血管内で血栓形成時を起こさせた時、集合する血小板の表面にPSが露出していないことが明らかになり、さらに、血栓の形成が遅延していることが示された。
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J Biol Chem.
巻: 288 号: 19 ページ: 13305-13316
10.1074/jbc.m113.457937
120005477199
http://www2.mfour.med.kyoto-u.ac.jp/~nagata/