研究課題
若手研究(B)
近年、体内の水の輸送において、アクアポリンが重要な役割を担っていることが明らかとなってきた。本研究では、下痢や便秘の発症における大腸AQP3の役割について調べた。本研究の結果から、センノシドAによる瀉下作用には、大腸AQP3の発現低下が関与していることが明らかとなった。一方、モルヒネによる便秘には、大腸AQP3の発現増加が関与していることが明らかとなった。今後、大腸AQP3をターゲットとした新たな瀉下剤や止瀉剤の開発が可能になるものと考える。
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