研究課題
若手研究(B)
本研究では、マイクロアレイ解析により乳癌特異的に高発現している遺伝子として同定した機能未知糖転移酵素GTUFの乳癌細胞における役割について以下のことを明らかにした。①GTUFは乳癌の中でも特に悪性度の高いトリプルネガティブ乳癌において高発現している。②GTUFはアポトーシスを制御することにより乳癌細胞の生存に重要な役割を果たしている。③GTUF自身も糖鎖修飾を受け、その修飾はGTUFの細胞外分泌に重要な役割を果たしている。以上の結果は、GTUFは有効な治療法が確立されていないトリプルネガティブ乳癌の新規治療薬の標的分子となるだけでなく、新たな乳癌マーカーとなり得ることを示している。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (7件)
PLoS One
巻: 20
International Journal of Oncology
巻: 44 ページ: 427-434
Nature Communications
巻: 4 ページ: 2443-2443