研究課題/領域番号 |
25860252
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
病態医化学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
渡邊 征爾 名古屋大学, 環境医学研究所, 助教 (70633577)
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連携研究者 |
山中 宏二 名古屋大学, 環境医学研究所, 教授 (80446533)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2013年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 筋萎縮性側索硬化症 / 小胞体・ミトコンドリア膜間領域 / SOD1 / σ1受容体 |
研究成果の概要 |
本研究では、新たに若年発症型の家族性ALSの原因となるL95fsの変異をσ1受容体(Sig1R)に見出した。変異Sig1Rは細胞内で極めて不安定で、本来の結合相手であるイノシトール3リン酸受容体3型(IP3R3)とも結合できなかった。Sig1Rを欠損した変異SOD1-ALSモデルマウスを作製したところ、このマウスでは顕著な発症時期の早期化を認めた。さらに、変異SOD1の発現、Sig1Rの欠損のどちらにおいてもMAMは構造的に破綻し、Ca2+恒常性の破綻を介して神経細胞死を引き起こしていた。以上の結果から、MAMの破綻は孤発性も含めた幅広いALSに関して普遍的な現象であることが示唆された。
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