研究成果の概要 |
MWCL-1(LPLの細胞株)は、CD20及びCD138抗体を用いたフローサイトメトリーで、主にCD20-CD138-, CD20+CD138-, CD20+CD138+の3分画に分けられる。これらのうちCD20-CD138-は自己複製能・多分化能を有し、他の分画に比べ活性酸素除去能・in vitroコロニー形成能ともに高く、アポトーシスにも抵抗性であった。そして、CD20-CD138-は、低酸素が有利な微小環境条件であり、他の分画に比べCXCR7のmRNA/蛋白発現が高かった。更に、MWCL-1をCXCL12(CXCR7のリガンド)で刺激するとCD20-CD138-の割合が有意に増加した。
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