研究課題
若手研究(B)
近年、microRNAを組織切片上で検出可能な手法としてLNAプローブを用いたISH法が報告された。しかし、基礎的な手法の検討は十分になされておらず、組織形態とmicroRNAの安定した検出が困難であった。本研究で改良を加え、microRNAの良好な検出と組織形態保持を両立するISH法を確立した。HCCでは腫瘍胞巣周囲にmiR-21強陽性小型HCC細胞集塊が存在し、それらは免疫組織化学的に胆管細胞マーカーや肝幹細胞/前駆細胞マーカーを発現することが明らかとなった。また、CK19陽性HCCでは通常型HCC比べてmiR-21発現が高頻度にみられ、細胞増殖能や浸潤能へ関与していると考えられた。
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Journal of Hepato-Billiary-Pancreatic Sciences
巻: 未定
Histopathology
巻: 65 号: 6 ページ: 775-783
10.1111/his.12491