研究課題
若手研究(B)
本研究において我々は以下の点を明らかとした。1. ラッサウイルスのZタンパク質はウイルス粒子形成において中心的な役割を果たすが、Z翻訳後の細胞内挙動は不明な点が多い。今回我々はZが後期エンドソームに局在し、表面糖タンパク質GPCがこの局在に重要であることを明らかとした。2.Zは細胞膜に結合後、ESCRT機構と呼ばれる細胞内機構を利用して出芽する。この分子機構も未だ不明な点が残るが、今回申請者はESCRT機構のALIXがZによる出芽に重要であることを示した。3. Zによるウイルス様粒子産生を標的とした抗ウイルス化合物探索のためのハイスループットスクリーニング法の確立を行った。
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Journal of General Virology
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120006986876